薪ストーブの歴史と燃焼について ~1~

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薪ストーブの歴史と燃焼について ~1~
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薪ストーブの歴史と燃焼について ~1~

1742年当時、主流であった「開放型暖炉」は暖房効率が低く、熱の大部分が煙突から逃げていました。これを改善するため、前面以外の5面を鉄板で囲むことで熱効率を大幅に高めました。これが薪ストーブの元祖、フランクリンストーブです。


これから時代が進み、1973年第一次オイルショックの時に、石油の価格が高騰し薪ストーブに注目が集まりました。その頃、薪ストーブは良いが煤煙をまき散らすということで、開発されたのが触媒式薪ストーブです。これが現代の薪ストーブの始まりです。


そのころ日本では薪ストーブはあったものの、安く大量に生産できる簡易型薪暖房で、ほとんどが化石燃料に頼る暖房器具が主流でした。そうした中、1990年代バブルとともに壁付暖炉がステータスという存在でかなり多く設置されました。


その後2000年以降バブルが崩壊し、見た目より現実性を求める人が増え、それ以降日本でも薪ストーブが少しづつ増えてきています。

この頃はアメリカの触媒式ストーブか、ヨーロッパのクリーンバーンストーブか、もしくは国産の簡易型薪暖房器具か、これらの選択肢がありました。

しかし当時、国産は安いだけの粗悪品で、ほとんど輸入ストーブが設置されることとなり、ようやく日本でも薪ストーブの時代がやってきました。


このように初めに開発された薪ストーブから約280年、大きく時代が変化し、安全性に対する考え方はもちろん、環境性も考慮され薪ストーブの燃焼も大きく変化しています。薪を燃やして暖を取るという、極めて原始的な方法は、人間としての根本的な部分であり、人間たる所以です。ただその副産物である排煙に対してどんどん規制を強化し、より安全で、より地球環境に良い薪ストーブを製造するように、欧米では排ガスの環境規制を強めています。これが世界と日本の環境に対する考え方の大きな違いです。


これとよく似た問題が、現在も続くアスベスト問題です。欧米ではいち早くその危険性を訴えて加工品にわたる全ての製品の製造を即時中止にしましたが、日本は加工品はそのまま製造を続けさせ、その結果が現在のアスベストによる被害となっています。同じ轍を踏まないように日本も暖炉や薪ストーブの規制を強化すべきでしょう。


次回は薪ストーブの燃焼構造について述べていきます。

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